Cendrillon 池袋シアターKASSAI
チームジャックちゃんが読んだシンデレラ公演
『Cendrillon』
作 宇野正玖(Voyantroupe)
演出 田口真太朗(Voyantroupe)
「誰もが知っているシンデレラの物語」
でも、その主役がシンデレラではなかったらどうだろう?
意地悪な継母と二人のお姉さん。
もし彼女たちに感情移入出来てしまったら、まったく違うお話になるかもしれない。
シンデレラと王子が真実の愛に結ばれる裏で、弱くもしたたかに夢を描いた女たちの真実があったとしたなら。
ここにもうひとつのシンデレラストーリーの幕が開きます。
再演という事らしいのですが
チームジャックちゃんさん初観劇でした。
事情があって内容は大体知っていたのですが
知っていたからこその目線で観ました。
アナスタシアやエリアナの心の揺れや動きだったり
話の裏軸というか、先を知ってるからこそ台詞の繋がりに関心したりなど
なかなか貴重な機会になりました。
伝わらないだろうけれども
映画『プレステージ』を観た時と同じ感覚だった。
個人的にアナスタシア役の大井川さんにかなり惹かれた。
熱量と繊細さが両立している作品で
観に行けてよかった。いい刺激を頂けた。
終演後には
シングルキャストのルイスは毎日大変だろうなぁ…とか
幾度か邑上氏の出演作は拝見している筈なのに
昔、自分の作品を観に来て下さっていた事を
ふと思い出したりと 余計なことも考えたり。
何となく色々と考える夜を過ごしたのであった。めでたしめでたし(昔話風)
余談。
邑上氏とは年数で言うと割りと古い付き合いになるのですが
以前からええ声やなぁって思ってたけど
今のハスキーが入ってる声もいいなぁ。味のあるいい声だわ。
僕もいい声欲しかったわ。ハァン。。