法師ノ旅 両国シアターΧ
直也の会 番外公演
『法師ノ旅』作·演出 石橋直也
「仏は、どこだ…。」
果てしない人の煩悩。
この世界に救いはあるのか。
答えを求めて法師は旅をする。
主演の二反田さん、圧倒的な存在感。
登場シーンから 何かをする人物なんだとすぐに認識させられた。
勿論、衣装やら髪型やらも要因の一つ。しかし
佇まい、表情、そして豪快であり繊細でもある所作のひとつひとつこそがキャラクターの異質感を伝えているのだと感じました。
序盤〜中盤までは現代喜劇的な笑いどころも
あって 飽きさせる余地がない。
40人近く出演者がいるのに 多くのキャラを認知出来たのも キャストと脚本の質が高いからかな。
殺陣も強弱がしっかりしていて流れる様だったり力強かったり、キャラや場面に沿ったものになっていたように見えました。
終盤、両軍入り乱れての戦闘シーンはとても見応えあった。
シアターΧという大きな舞台をフル活用していて、作品の壮大さを見事に表現していた。
およそ3時間の大作でしたが、心から観てよかったと言える素敵な作品でした。
ここからは余談です。
お堅い硬派な作品になってます!
と 先輩に案内を頂いて、お堅い感じかぁー
と気構えて行ったのですが
全然イメージしていたのと違って、ちょっと拍子抜け。
先輩、ちゃんとして!